SMBCモビットの返済方法と返済額を返済シミュレーションから計画する方法

SMBCモビットなどカードローンの利用では、借りる前に返済計画を立てることがとても重要です。

カードローンは限度額の範囲内なら、何度でも繰り返して借りられるのが特徴です。
しかし、借りる前にきちんと返済計画を立てておかないと、返済できなくなる可能性があります。

SMBCモビットは借入残高に応じて返済額が決まるので、毎月必ずその金額以上を返済する必要があります。

毎月の返済を約定返済といいますが、利息を抑えるためには返済計画を立てて、約定返済額以上の返済を行うほうが安心です。

この記事では、毎月の約定返済やその返済日、返済方法などSMBCモビットの返済について徹底的に解説しています。
返済額に基づいた返済計画と、お得な返済方法がまとめてわかります。

SMBCモビットには6種類の返済方法が用意されている

SMBCモビットでは6種類の返済方法が用意されています。

契約時に希望の返済方法を選べますが、会員になるとMyモビというサービスで返済方法を変更できます。

自分が返済しやすい方法を選びましょう。

①口座振替で返済

利用当初から銀行を利用した口座振替で返済したい場合は「WEB完結申し込み」で申し込む必要があります。
WEB完結申し込みは、以下の2つの条件を満たす必要があります。

  • WEB完結申し込みは三井住友銀行、三菱UFJ銀行、みずほ銀行、ゆうちょ銀行のいずれかの口座を持っている
  • 社会保険証または組合保険証を持っている

口座振替の返済は、WEB完結申し込みの条件である4つの銀行の口座から、自動引き落としで行います。
返済日の前日までに返済用銀行口座へ入金しましょう。

お給料の受け取り口座など、自分で入金する必要がない口座なら、返済忘れも起こりにくく手間もかからない方法です。

カードを発行するカード申込を選択した場合も、指定の4銀行のいずれかの口座を持っているなら、会員になった後は口座振替による返済に変更できます。

②提携ATMで返済する

提携ATMでの返済を選択する場合は、下記のいずれかの申込方法となります。

  • WEBで「カード申込」を行う
  • 三井住友銀行内のローン契約機を利用する

WEBでのカード申込は、WEB完結申し込みの条件を満たしていない方が対象です。

提携ATMでの返済の注意点を見ておきましょう。

  • SMBCモビットの自社ATMはないので、ATM返済はすべて提携ATMとなる
  • 提携ATMで利用手数料がかかる(三井住友銀行ATMのみ無料)

提携ATMは、銀行やコンビニなど全国14万台(2019年9月現在)のネットワークがあります。
三井住友銀行のATMのみ利用手数料がかからずお得に利用できます。

提携ATMではSMBCモビットのローンカードを利用し返済します。

WEB完結ではカードが発行されないので、提携ATMでの返済ができないというわけです。(WEB完結申込でも、後日カードを使いたい場合には発行もできます)

提携ATMでの返済は返済日に要注意

約定返済日の翌日から次の約定返済日までに返済すると、返済期日は翌日の返済日に繰り延べとなります。

たとえば、毎月25日を返済日としていた場合、4月25日の翌日つまり4月26日から5月25日が返済期間となります。

その期間中に返済すれば、5月25日の約定返済額は返済済となるため、次の約定返済日は6月25日となるわけです。

もしも25日以前に返済してしまうと、返済期日はそのまま5月25日となるので、再度約定返済額を返済する必要が出てきてしまいます。

返済期日と返済可能期間に気をつけましょう。

③銀行振込で指定の口座へ支払う

銀行振込での返済は、SMBCモビット指定の銀行口座への振込によって行います。

三井住友銀行、三菱UFJ銀行では24時間即時振込が利用できるので、反映がスピーディです。

ただし、平日18時以降、土日祝、年末年始の振込は翌金融機関営業日の午前中に振込された日付にさかのぼり入金処理されます。

銀行振込での返済は、振込手数料がかかります。
そのため、毎月振込での返済を利用するとコストが気になる場合は別の返済方法を選んだほうがよいでしょう。

④インターネットバンキングの口座から返済

インターネット返済は、会員専用サービスの「Myモビ」からインターネット返済サービスを使って返済する方法です。

振込を利用する方法ではあるのですが、通常の銀行振込と違って振込手数料の負担は必要ありません。

また「1円単位での返済が可能」「時間を問わずに返済できる」など、メリットが大きな方法です。

返済のなかで端数が残ってしまった場合の方法としておすすめできます。

ただし、利用する際にはインターネットバンキングの口座登録が必要です。

⑤ポイントで返済

SMBCモビットではTポイントによる返済も可能です。
普段からTポイントでポイ活をしている方なら、現金なしでもある程度の金額をポイントだけで返済することもできるでしょう。

SMBCモビットでは返済利息200円ごとに1ポイントのTポイントを貯めることもできるので、返済を進める→貯まったポイントを返済に回すといったように効率良く完済を目指すことができるでしょう。

Tポイントの返済には登録が必要なので、ポイント返済を視野に入れている方は契約後すぐに手続きしておくことをおすすめします。

⑥スマホATMで返済

スマホATM取引はローンカードなしでもATMで借り入れ・返済の取引ができる方法です。

全国のセブン銀行またはローソン銀行で24時間いつでも取引でき、仕事の休憩中などちょっとした時間で返済を進められます。

ローンカードがなくても取引できるので「周囲の人にローンカードを見られる」「家族にローンカードを見られてカードローンの利用がバレる」といった心配は無用です。

SMBCモビットの毎月の返済額はどう決まる?

SMBCモビットは「残高スライド元利定額返済方式」という返済方式が採用されており、借りた後の残高に応じた返済額が設定してあります。

月々の最小約定返済額

月々の最小約定返済額は「最終借入後の利用残高」に応じて設定されます。
最終利用借入後残高とは最後に借りた利用残高のことで、追加借入を行うと返済額は変動します。

利用残高に応じた返済額は下記の表の通りです。

最終借入後残高返済額
10万円以下4,000円
10万円超20万円以下8,000円
20万円超30万円以下11,000円
30万円超40万円以下11,000円
40万円超50万円以下13,000円
50万円超60万円以下16,000円
60万円超70万円以下18,000円
70万円超80万円以下21,000円
80万円超90万円以下24,000円
90万円超100万円以下26,000円
※表は、実質年率18.0%が適用された場合
※100万円を超えた最終借入後残高は、20万円増すごとに返済額が4,000円追加となります。

返済金額を確認する3つの方法

SMBCモビットを利用している方が返済額を確認したい場合は、会員サービスや明細書等でできます。

①Myモビにログインして返済額を照会する

SMBCモビットの会員専用サービス「Myモビ」は、利用登録しておけば様々なサービスが利用できます。

返済額を確認したい場合、ログインすると「次回支払い期日」「次回支払い額」「利用残高」「利用可能額」が表示されるので簡単にわかります。

Myモビでは、振込キャッシングの依頼や増額審査申し込み、支払い予定日登録、支払い予定日の変更に加えて取引履歴照会ができます。

パソコン、モバイル、アプリなどツールによってできることが異なるため、利用可能な取引内容を確認しておきましょう。

②利用明細書または領収書で確認する

ATM利用後に発行される利用明細書でも、返済額を知ることができます。

ただし、設置しているATMによって明細書に印字される内容が異なることもあり、残高は確認できても次回返済額が記載されていない可能性もあります。

また、会員専用サービスMyモビまたはスマホアプリの「登録内容変更」で「領収書・ご利用明細書のお取り扱い」からネット受け取りを選択しない場合には、領収書が送付されます。

③公式アプリは次回の返済額が一目でわかる

パソコン版のMyモビに加えて、モビット公式アプリでも充実したサービスを受けられます。

公式アプリでは、ログインすると利用可能額等に合わせて「次回支払い額」が明記されているのですぐに返済額がわかるでしょう。

ただし、公式アプリでは取引履歴照会を利用できませんので、取引履歴を見たい場合はパソコン版のMyモビを使いましょう。

利用残高に応じて返済額が変動する方式

SMBCモビットでは、「最終借り入れ後の利用残高」に応じた「残高スライド元利定額返済方式」を採用しています。

最後に借り入れをした時の利用残高で毎月の返済額が決められます。

最終借入後残高返済額返済回数
30万円以下最終借入後残高×3.66% (1,000円未満切り上げ)~36回
30万円超~100万円以下最終借入後残高×2.56% (1,000円未満切り上げ)~60回
100万円以上最終借入後残高×2.03% (1,000円未満切り上げ)~78回

例えば100万円を借り入れして50万円を返済した時点で20万円の追加借り入れをした場合、残高の50万円に追加借り入れの20万円が加わって借り入れ残高は70万円になります。

最終借入残高ごとの毎月の返済額は以下のとおりになっているので、返済計画を組むにあたって参考にしてみてください。

最終借入後残高毎月の返済額
2万円1,000円
5万円2,000円
10万円4,000円
20万円8,000円
30万円11,000円
40万円11,000円
50万円13,000円
60万円16,000円
70万円18,000円
80万円21,000円
90万円24,000円
100万円26,000円

SMBCモビットの返済期間は5~8年

SMBCモビットの貸付条件に、返済期間は5年間、返済回数は60回が最長と決められています。

ただし、合理的な理由があると認められた場合は、最長で8年10カ月、返済回数106回まで延長が可能です。

返済期間に基づいて計画的な返済を行うことは、SMBCモビットのような繰り返して利用できるカードローンでは重要なポイントです。

SMBCモビットの約定返済日はいつ?

SMBCモビットでは、毎月1回必ず返済する約定返済日を「5日、15日、25日、末日」のいずれかを選べます。

約定返済で利用できる返済方法はATMと口座振替がありますが、口座振替では指定した日に引き落としが実行されて返済となります。

ATMでの返済は、選択した返済日の前日までに入金すればOKです。

返済期日はMyモビ、明細書などで確認できますので安心ですね。

返済日前に返済した場合はどうなる?

ATMを使った返済の場合、返済日ぴったりでなくても、期日前に返済することができます。

次の返済日よりも前にATMから返済した場合、その月の返済は済んでいることになるので、返済日に返済する必要はありません。

手持ち資金に余裕があれば、期日前でもどんどん返済してしまうことも選択肢の1つです。

返済日が土日祝日の場合は翌営業日に返済する

約定返済日が、土日祝日など金融機関の休業日にあたることもあるでしょう。

その場合は当日の引き落としや返済手続きができないので、返済期日は「翌営業日」になります。
例えば約定返済日の15日が土曜日の場合、返済日は翌月曜日の17日になります。

返済日が早くなってしまうことはないので、その点は安心してください。

会員ページから返済日の変更ができる

SMBCモビットは約定返済日を、Myモビから変更できます。
変更の手続き手順は、下記で手続きを行えます。

  1. Myモビにログイン
  2. 「約定支払い日変更」をクリック
  3. モビットカード番号などの必要事項を入力
  4. 「認証」をクリック
  5. 希望の支払い日をチェックし「申込む」をクリック
  6. 内容確認の上「変更」をクリック

また、支払い日の延長もMyモビやスマホアプリで行えます。

入金可能な日を自分で登録できますので、期日までの返済が難しい場合には早めに変更することをおすすめします。

Myモビを活用して返済しやすくする

SMBCモビットでは、会員専用サービスMyモビで様々な便利機能を活用できます。
振込キャッシングによる借入、取引残高照会、増額審査申し込みなどができます。

Myモビは返済でもたくさん活用できることがあるので、さらに利便性がアップします。
大変便利なので、ぜひダウンロードすることをおすすめします。

期日に間に合わない時は「お支払い予定日登録」

支払いが遅れるときに電話をしなくても予定日登録を変更できます。
(支払い期日経過後は遅延損害金が発生します)

返済方法の変更・返済用振替口座変更

返済方法や、登録している振替口座を変更できます。
どこかに行って手続きする必要がないので、とても便利ですね。

約定支払い日変更もMyモビから手続き可能

約定支払い日は、毎月5日、15日、25日、末日から選べます。
またMyモビから返済日の契約変更手続きも行えます。

お給料日が変わった、別の日のほうが無理なく返済できるといった場合にも、スムーズに返済日を変更できます。

最長で元の返済日の1ヶ月先まで延長することができるので、「このままでは返済日に入金が間に合わない……」という時に利用すると便利でしょう。

ただし、「お支払予定日登録」を利用してWEBで支払い日を変更できるのは返済日当日までです。返済日を過ぎてしまった場合はSMBCモビットのコールセンター(0120-24-721)に電話して返済の進め方について相談しましょう。

(変更手続きで、支払い期日の日数が短くなることもあるので、注意しておきましょう。)

[chat face=””morimotoyoko”” name=”””” align=””right”” border=””gray”” bg=””blue””]変更時以外にももちろん返済日や返済方法などを確認できます。ログインすればすぐに確認できるので「返済日いつだったかな?」という時にも便利ですね。[/chat]

SMBCモビットは返済額を変更できる?

SMBCモビットで返済しなければならない約定返済額は、利用残高に応じて決まりますが、返済額を変更することはできるのでしょうか。

単発的に返済額を増額する方法

SMBCモビットの約定返済額は、無理なく返済できる額が設定してあります。
ただし余裕があるときに、追加で返済したい場合にはいつでも追加の返済が利用できます。

追加返済する場合にはATMや銀行振込で行えますが、Web完結申し込みの方はカードが発行されていません。

Web完結申し込みの方が追加返済をする場合は、銀行振込またはセブン銀行のスマホATM取引、インターネット返済のいずれかで行います。

スマホATM取引は、取引金額10,000円以下では110円、10,000円を超える場合には220円の手数料がかかります。
また、銀行振込での追加返済も振込手数料は利用者の方が支払うので、追加返済時の手数料には注意しましょう。

インターネット返済は手数料がかかりませんので、追加返済では最もおすすめの方法です。
ただし、利用できるのは月に10回までとなっています。

返済額を減らす相談はコールセンターへ

SMBCモビットの返済額変更は、最小約定返済額以下には設定できません。

返済に困っていて毎月の返済額を変更したい場合には、モビットコールセンターへ相談しましょう。
0120-24-7217(営業時間9:00~18:00)で受け付けています。

SMBCモビットの返済で持っておいたほうが良い口座

SMBCモビットでは、WEB完結の場合は指定されている4つの銀行のうち、どれかの口座を持っておく必要があります。

  • 三井住友銀行
  • 三菱UFJ銀行
  • みずほ銀行
  • ゆうちょ銀行

WEB完結でなくカードが発行される申し込み方法を利用し、提携ATM返済のみ利用する予定なら、必ずしも指定される銀行口座を開設しなくてもよいでしょう。

口座振替による返済を利用したいなら、4銀行のうちいずれかの口座が必須です。

SMBCモビットの返済シミュレーションを役立てる

ローン利用前には、ぜひ返済シミュレーションを参考に返済計画を立てておきましょう。返済シミュレーションでできることは、下記の2パターンです。

  • 毎月の返済額を知る(利用希望額、返済月数を入力して月々いくら返済していくかを算出)
  • 返済月数を知る(利用希望額、毎月の返済額を入力して返済月数を算出)

毎月の返済額を知りたいときには、希望借入額を返済する期間を入力し、月々いくらの返済額になるかを算出します。

返済月数(返済期間)がどれくらいになるかを知りたい場合には、希望借入額を月々の返済額で割って算出できます。

「返済月数が長すぎるから、毎月の返済額を少し増やそう」「月々の返済の負担を少なくしたい」といった希望に応じて返済計画を見直すとよいですね。

また、利用後も追加借入をした場合、繰り上げ返済をした場合などもシミュレーションを使って、こまめに返済計画を立て直すことをおすすめします。

SMBCモビットでは追加返済も可能

SMBCモビットでの追加返済は、いくつかの方法から選べます。
余裕があるときに、どんどん返済することで利息負担を軽減しましょう。

追加返済できる4つの方法

SMBCモビットで追加返済する場合は、下記の4種類から選択しましょう。

  • インターネット返済
  • ATM(カード申込を選んだ方)
  • スマホATM取引(アプリを利用してセブン銀行ATMでの返済)
  • 指定銀行口座への振込

追加返済は、特にSMBCモビットに連絡する必要なくいつでも行えます。
何度も追加返済する場合には、手数料のかからないインターネット返済、三井住友銀行ATMの利用をおすすめします。

追加返済は利息負担を軽くするおすすめ方法

追加返済は利息負担を軽くでき、賢い返済のポイントといえます。

約定返済額として返済した額がすべて借入の元金に充当されるわけではなく、遅延損害金、ATM利用手数料、利息の順に充当され最終的に元金が減ることになります。

返済しても返済しても元金が減らない、結局支払う利息が大きくなるという流れでは、返済の負担が大きくなってしまいます。

SMBCモビットは利息を日割りで算出するため、返済のポイントは、返済期間を短くすることです。
そのためには、どんどん追加返済してしまうのがベストの方法といえるでしょう。

[chat face=””morimotoyoko”” name=”””” align=””right”” border=””gray”” bg=””blue””]SMBCモビットで設定される月々の返済額だけ返済していると、なかなか返済が終わらないと感じる方も多いはずです。
インターネット返済など利便性の高い返済方法をどんどん取り入れて、少しでも元金を減らしていきましょう。[/chat]

SMBCモビットの「口座振替」で返済に関するポイント

SMBCモビットの返済方法として、メインになるであろう方法が「口座振替」です。

自動的に返済が行われる便利な方法ではあるのですが、これから紹介するポイントや注意点については事前に知っておきましょう。

口座への入金を引き落とし前日までに済ませておくこと

口座振替は返済日当日に自動的に返済できる方法ですが、返済金額以上の金額が口座に入金されていないと自動振替は行われません。

返済日前に忘れずに口座の残高チェックを行い、残高が必要額に不足するようなら不足額の入金を行いましょう。

返済日直前の入金を忘れてしまいそうな方や、多忙な方は返済日の設定を工夫する方法もあります。

SMBCモビットでは「5日」「15日」「25日」「末日」から返済日を選択できるので、返済日を自分の給料日の直後の日に設定しましょう。

給料を引き出す時に返済額以上の金額を口座に残しておけば、直前になって入金する必要はありません。

通帳に記載される口座振替名義は「SMBCM」

口座振替をした場合は通帳に振替相手の情報が記載されますが、SMBCモビットに返済した場合の口座振替名義は「SMBCM」になります。

「SMBCモビット」とは書かれていないので、他の人が預金通帳を開いていたとしても、即座にSMBCモビットへの返済だとバレることはないでしょう。

ただ、SMBCMという単語について「これは何?」と聞かれる可能性はゼロではありません。

どうしても通帳に記録を残したくない場合は、銀行やコンビニの提携ATMからの返済にするのがおすすめです。

SMBCモビットで一括返済する方法と手順

SMBCモビットで一括返済してしまうときの、返済方法や返済のポイントをまとめています。
一括返済とは、借入残高をすべて返してしまう方法です。

ただし、SMBCモビットでは一括返済をしても契約がある限り、つまり解約しないならまた借りられる状態です。
完済=ローン契約完了というローンではありません。

一括返済のメリットは、利息を抑えられる点が最大といえるでしょう。

一括返済するときに利用可能な返済方法

SMBCモビットで一括返済するときに利用できる返済方法は、提携ATM、銀行振込、インターネット返済です。
手数料がかかるかどうか、手間なくできるかなど自分の都合に応じて返済しやすい方法を選ぶとよいですね。

返済端数があるときはどこで返済できる?

返済端数があるときには、一部提携ATM、銀行振込、インターネット返済を利用しましょう。
ただし、解約しない場合は、1,000円以下の借入残高は無利息残高として利息はかからない状態で請求もされませんので、そのままにしておいても問題ありません。

SMBCモビット一括返済の流れは簡単3ステップ

SMBCモビットの一括返済は、大まかに以下のような流れで進んでいきます。

  1. 一括返済をする日を決める
  2. 一括返済の金額を確認する
  3. 一括返済の返済方法を決めて返済する

まず、一括返済をすると決めたら、手続きをする日を確定させてしまいましょう。

借り入れ残高は利息によって毎日増えるので、一括返済する日の借り入れ残高を計算して全額を用意しなければいけません。
それだけの代金を支払っても生活に支障はないのかというところまで考えるとベストです。

一括返済の日程が決まったあとは、本当に全額を間違いなく返済できるかをもう一度確認しておくことをおすすめします。
1円でも残っていれば完済にはならないため、追加の返済を行う手間が発生します。

SMBCモビットのATMは小銭で返せる?

SMBCモビットのATMは、直営のATMがなく提携ATMのみです。

提携ATMでは硬貨を使えるところもありますが、公式サイトでは特に記載されていません。
一括返済で提携ATMを利用する予定の場合は、事前に硬貨使用可能かどうかを確かめておきましょう。

一括返済は返済額に注意しよう

利息は日割り計算となるため、一括返済日が変わると利息も変わってきます。

返済しようと決めた日に都合が悪くなり後日返済を行う場合には、必ず一括返済の額を確認し直してから入金しましょう。

一括返済して生活できなくなるのは避ける

一括返済をすることで元金を一気に返済でき、コツコツと返済する場合よりも利息負担を大きく減らすことができます。

しかし、利息負担の軽減ばかりに目がいって、生活レベルに見合わない金額を一括返済してしまうことはNGです。

生活ができなくなるほどの金額を返済してしまうと毎日の食費や子どもの養育費に捻出するお金がなくなり、またカードローンのお世話になってしまうことが考えられます。

生活費の残りを毎月コツコツとストックしておき、必要額まで貯まったら一気に返済してしまう方法をおすすめします。

一括返済後は残高証明書も発行できる

SMBCモビットでは、残高が0円であることを証明する「残高証明書」を発行することが可能です。

残高証明書は、今後住宅ローンの審査を受けるときに「過去にはカードローンを利用していましたが、今は完済しています」という事実を証明する際に非常に有効です。

書類の提出を求められた際にすぐ提出できるよう、一括返済した後にSMBCモビットを解約するなら受け取って保管しておきましょう。

借入残高が変わったのに返済額が変わらないのはなぜ?

SMBCモビットの返済額は、借入残高に応じて決まります。
借入残高が変わっても返済額が変わらないのはなぜなのでしょうか。

借入残残高は、10万円単位で決まっています。
そのため、たとえばもともと借入残高が11万円あった場合に、追加借入をして借入残高が20万円となっても返済額は8,000円のままです。

特に20万円を超えて30万円以下、30万円を超えて40万円以下の借入後残高の場合はどちらも返済額は11,000円となっています。

逆に借入残高を減らして返済額を減らそうと思っても、もともと40万円借入残高があった方なら、20万円まで借入残高を減らさないと返済額も減りません。

返済が難しいと思ったら、返済日の変更やSMBCモビットのコールセンターへ連絡を入れるといった対応を取りましょう。
返済に遅れるようなことがあると、遅延損害金の発生等の問題が生じます。

SMBCモビットで返済を延滞させた場合の対処法

ここまで「返済日」「返済額」等について紹介してきましたが、どうしても決められた返済日に返済が遅れてしまうこともあるかもしれません。

返済が遅れた時に、何もしないのはNGです。返済を延滞させた時に、利用者が取るべき行動について一例を紹介します。

返済を忘れただけならSMBCモビットに連絡してすぐに返済する

どうしても返済日に支払いが間に合わず、支払い日の変更もできていなかったときは、すぐにSMBCモビットに電話して支払いが遅れてしまったことを報告・相談しましょう。

返済が遅れたことによって遅延損害金は間違いなく発生しますが、誠実に謝罪して相談すれば返済日について相談に乗ってくれることもあります。

連絡がないままでは信用情報に延滞の記録が載るまで問題を解決できないケースもあるため、絶対にそのまま放置はしないようにしましょう。
しっかり対応すればいきなり強制解約になるようなことはありません。

SMBCモビットからの電話には丁寧に応対する

返済を遅らせてしまうと、返済日の翌日以降にSMBCモビットから確認の電話が入ります。

このとき、電話を無視したり、折り返さずに放置したりするのはNGです。
電話を無視し続けると返済の意思がないとみなされ、強制解約や法的な回収手続きに進んでしまうことも考えられるためです。

電話に限らず、メール、ショートメッセージ、郵送物でも同じように誠実に対応しましょう。

どうしても返済できないときは専門家に相談する

SMBCモビットへの返済が滞ってしまって返済の相談をしても解決できず、返済の見通しがどうしても立たない場合、専門家に相談することで解決を図ることもできます。

弁護士や司法書士に相談して「任意整理」をすることで毎月の返済額を減らしたり、過払い金を取り戻したりできる可能性があります。

ただし、「任意整理」「個人再生」「自己破産」といった債務整理を利用すると、その記録は5~10年は残り続けます。

記録が残っていると新しくローンが組めなくなるデメリットがあるため、この手段を使う前に計画的な返済をするべきです。

SMBCモビットの返済に関するQ&A

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[qa-box01 title=””SMBCモビットで返済遅れや滞納の場合はどうなる?””]SMBCモビットでは、遅延した場合の利率が通常の実質年率とは異なっています。通常は3.0%~18.0%での金利が設定され利息がかかりますね。遅延した場合は、20.0%(実質年率)で遅延損害金を計算することになります。

借入残高×20%(0.2)÷365×遅れた日数=遅延損害金です。遅れないように気をつけましょう。[/qa-box01]
[qa-box01 title=””口座振替返済で口座残高が少なかったらどうなる?””]口座振替による返済で、うっかりして口座残高への入金を忘れていた、返済額を勘違いして少なく入れていたという場合には、自動的に引き落としでの返済ができません。そんなときには、どうなるのでしょうか?
引き落としができなかった場合には、モビットカードを利用して提携ATMでの返済を行いましょう。また、WEB完結でモビットカードを発行していない方や、ATMに行けない方は銀行振込での返済も可能です。口座振替による返済で、うっかりして口座残高への入金を忘れていた、返済額を勘違いして少なく入れていたという場合には、自動的に引き落としでの返済ができません。そんなときには、どうなるのでしょうか?
引き落としができなかった場合には、モビットカードを利用して提携ATMでの返済を行いましょう。また、WEB完結でモビットカードを発行していない方や、ATMに行けない方は銀行振込での返済も可能です。[/qa-box01]
[qa-box01 title=””コンビニで返済できる?””]モビットではコンビニにも提携ATMがあるので返済可能です。セブン銀行、ローソン銀行などに提携ATMが設置してあります。提携ATMでは返済のみでなく、借入もできます。[/qa-box01]
[qa-box01 title=””返済時にマルチメディア端末を使える?””]コンビニエンスストアに設置してあるマルチメディア端末で手続きし、レジで支払うことで返済できます。ファミリーマートに設置のFamiポートが利用可能です。マルチメディア端末での返済は、入金のみ(返済のみ)となります。借入はできませんのでご注意ください。[/qa-box01]
[qa-box01 title=””返済日は何時に引き落とされる?””]SMBCモビットの返済額が何時ころに引き落とされるかは、利用者が使う金融機関によっても異なります。SMBCモビットのほうで引き落としの時間を一律で決めているわけではありません。具体的な引き落とし時間は返済口座を登録している金融機関に確認しましょう。
ただし、金融機関によっては、一度目の引き落としで残高不足になっていると延滞扱いになるケースもあるため、「2回目までに入金すれば良いや」と考えるのはおすすめできません。
引き落とし前日までに返済額が入金できるような仕組みを作りましょう。
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まとめ:SMBCモビット利用中の遅延は禁物

SMBCモビットのカードローンの利用では、絶対に返済遅れをしてはいけません。
ローンの利用での返済遅れは、単に遅延損害金を払えばOKというものでもないのです。

ローンやクレジットカードで重要なのは「信用」です。

特に、カードローンは担保や保証人がないので利用者の利用状況、返済状況は大変重要になります。
返済に遅れるということは、信用を失うことになり、その後のローンの利用に大きく影響してしまうでしょう。

カードローンはいつ利用停止、追加借入の停止となるかはわからないので、継続して利用するためにも返済額に基づいた返済計画を立てることが重要なのです。”